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新築と中古はどっちが人気

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中古住宅の人気が高い理由
物件を選ぶ前に、まずは実際に売れているのは新築住宅と中古住宅のどちらなのかについてお教えいたします。
日本では、新築住宅の人気が高いとされ、「新築神話」とも呼ばれてきましたが、現在のデータによると、2023年時点では実際には中古住宅の方が新築住宅よりも多く売れています。
それでは、なぜ中古住宅が選ばれるのでしょうか。
以下では、中古住宅の人気が高い理由を詳しく説明いたします。
まず、国土交通省の「住宅市場動向調査2020」によると、中古戸建てや中古マンションを選ぶ理由として最も多いのが「価格が適切だったから」です。
新築住宅に比べて価格が手ごろであるというメリットが大きな影響を与えているようです。
また、近年中古住宅の人気が高まっている要因には、購入後にリフォームやリノベーションを行う人々が増加していることも挙げられます。
中古住宅は価格が安いだけでなく、政府がリフォームやリノベーションに対して補助金制度を整備したり、不動産売買時にインスペクションを義務付けていることなどが背景にあると考えられます。
インスペクションとは、住宅専門家が住宅の状態を調査し、劣化や問題があれば報告する住宅診断のことです。
新築と中古住宅の比較
前章で新築住宅のメリットについてご説明しましたが、ここではなぜ中古住宅が新築住宅を凌駕することができるのかを紹介いたします。
もしも新築と中古のどちらを選ぶか迷っている場合は、自身の希望条件と照らし合わせて比較検討してみてください。
まず最初に紹介するのは、新築住宅と中古住宅の価格の違いです。
新築住宅は建てたばかりの物件であり、建築費や土地代などが含まれているため、その分価格が高くなっています。
一方、中古住宅はすでに建っている物件を購入するため、価格が比較的手ごろとなっています。
これが中古住宅が選ばれる理由の一つです。
また、中古住宅にはリフォームやリノベーションの余地があり、自分の好みに合わせて改装することができます。
自分の理想の住まいを実現するためには、中古住宅が適していると言えるでしょう。
また、中古住宅は建物の状態や立地条件が分かっているという利点もあります。
新築住宅の場合、建設中に予期せぬ問題やトラブルが発生することもありますが、中古住宅の場合は建物の劣化や問題がある程度把握されているため、安心して購入することができます。
また、中古住宅には既に周辺環境が整備されていることも多く、公共施設や交通機関へのアクセスが良いなど、生活の便利さも魅力の一つです。
以上のように、中古住宅は価格やリフォームの自由度、建物の状態把握など、様々な点で新築住宅と比較して選ばれる理由があります。
しかし、最終的な選択は個人の希望や条件によって異なるため、自分のライフスタイルや予算などを考慮しながら、最適な物件を選ぶことが重要です。
参考ページ:一戸建てマンション 新築 中古 どっちかを迷った場合の方法
新築住宅の売却価格は購入価格の約80%
新築住宅を購入する際には、一部の物件には「プレミアム」と呼ばれる付加価値があります。
これは、実際の物件価格よりも高い価格が設定されていることを意味します。
そのため、このような物件を購入した後、すぐに売却する場合、売却価格は通常、購入時の約80%程度になることが一般的です。
新築住宅には、建築や設備の最新技術が取り入れられており、また、住宅ローンの金利や税制上の優遇措置も受けられるなど、魅力的な要素が多くあります。
それに加えて、「プレミアム」が付いていることで、長期間にわたって住み続けることでその価値が発揮されると考えられています。
しかしながら、新築住宅の売却時には「プレミアム」が削られることが一般的です。
なぜなら、住宅市場においては中古物件の方が需要が高く、価格も安価になる傾向があるからです。
また、住宅にかかる諸経費も考慮に入れる必要があります。
例えば、不動産業者への仲介手数料や税金、登記費用など、これらの費用も売却価格から差し引かれることがあります。
したがって、新築住宅を購入した場合、売却時には購入時の約80%程度の価格になることを予測しておく必要があります。
もちろん、地域や市場の状況、物件の状態などによって異なる場合もありますが、一般的な傾向として覚えておくと良いでしょう。
また、長期間住み続けることにより、新築住宅に付加価値を見い出すこともできるため、購入を検討する際にはじっくりと考えることをおすすめします。