営業の仕事柄、茨城県内を走り回ることが多い僕ですが、先日、ひたちなか市にある酒列磯前神社に立ち寄ってきました。太平洋を見下ろす絶景のロケーションに、思わず「すごい場所だな!」と声が出てしまいましたよ。
名神大社として知られるこの神社、実は格式がものすごく高くて、国幣中社の旧社格を持ち、現在は神社本庁の別表神社なんです。数ある取引先の中でも、この地域の方々は特に神社の話になると目を輝かせますね。
先日、商談の合間に神社の杜を見ていたら、酒列磯前神社の主祭神である少彦名命が、実は七福神のえびすさまとして祀られていることを知りました。さらに、もう一柱の大名持命は大黒天として祀られているとか。これは商売人としては見逃せない話ですよね!
創建は斉衡3年(856年)まで遡るそうで、『日本文徳天皇実録』によると、神様が現れたことがきっかけで建てられたんだとか。歴史好きの取引先の方が教えてくれたんですが、『延喜式神名帳』には「常陸国那賀郡酒烈礒前薬師菩薩神社」と書かれているんですって。
面白いのは社名の由来で、周りの岩石群の傾斜から「逆列」と呼ばれていたのが、後に酒の神様を祀ることから「酒列」になったんだそうです。これ、お客様との会話のネタに使わせてもらってます(笑)
境内に入ってビックリしたのが、拝殿の彫刻なんです。なんと、あの名工・左甚五郎の作品だとか!デキる営業マンを目指す僕としては、こういう話題も仕入れておかないとですよね。
参道の樹叢は茨城県の天然記念物に指定されているんですが、これが本当に見事です。取引先との商談で疲れた心も、この緑のトンネルをくぐるとスッキリしますよ。
境内には5つの末社があって、その中の酒列鎮霊社には日露戦争から第二次世界大戦までの戦没者が祀られています。先日、ある老舗企業の社長さんが、ここでご先祖様の供養をされているという話を伺いました。
アクセスは、ひたちなか海浜鉄道湊線の阿字ヶ浦駅から徒歩15分くらい。普段は営業車で回っている僕ですが、たまには電車での参拝も気分転換になりますね。
周辺には水戸藩ゆかりの比観亭跡や、景色の良い観濤所、川子塚古墳なんかもあります。お客様を案内するときは、「ついでに寄っていきませんか?」って声をかけると、だいたい喜んでもらえますよ。
それと、大洗町の大洗磯前神社とは深い関係があって、両方の神社で一つの信仰を形成しているんだそうです。両方参拝すれば、ご利益2倍…なんて営業トークは禁物ですけどね(笑)
境内からの太平洋の眺めは最高です。早朝の商談前に立ち寄ると、心が洗われる思いですよ。新規開拓の時なんかは、必ずお参りしてパワーをいただいています。
こんな素晴らしい神社が地元にあるなんて、茨城県民として誇りですね。休日に家族で参拝するのも良いですし、県外からのお客様にもぜひオススメしたい場所です。みなさんも機会があれば、ぜひ酒列磯前神社まで足を運んでみてください!
ちなみに僕のおすすめは、朝一番での参拝です。清々しい空気と広がる太平洋の景色を独り占めできますよ。営業の成功を祈願しつつ、心もリフレッシュ!まさに一石二鳥ですね!