固定資産税は地方税の一つであり、土地に対して課税率が1.4％（標準税率）となります。
ただし、地域によって税率は異なる場合もありますが、多くの地域では1.4％が基準とされています。
なお、マンションの場合は、土地の所有区分として「1棟あたりの敷地面積を戸数で割ったもの」が使われます。
これは、各住戸の使用する敷地面積を均等に分配して計算する方法です。
建物の固定資産税の計算方法は、土地の計算方法と基本的に同じです。
「課税標準額×1.4％」という式が用いられます。
ただし、建物は経年によって価値が下がっていくため、評価額も低くなる傾向があります。
このため、固定資産税評価額の計算には、建物の経年減価補正と呼ばれる利率が使われます。
経年減価補正は、築年数に応じて建物の価格を低く見積もるための補正率です。
建物の使用年数が増えるにつれて価格も低下するため、固定資産税評価額もそれに対応して低くなるのが一般的です。