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会社は社長と社員で出来ている

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最近は募集難のためかあまり聞かなくなりましたが、以前は「会社は株主の物」という発言が経済誌やニュース解説などでよく聞かれましたね。
「会社は儲けて株主利益を最大にするのが仕事」
「社員は道具であり、給与は低く抑えて生かさず殺さずで良い」
こんな考え方が「優れた経営者」の必須事項と言われたものです。
ですが、その考え方が多くの国民を中流から貧困へと落とし、「失われた10年」を「失われた20年」「失われた30年」にしてしまったのです。
株主という金持ちの所得を増やして、労働者という一般人の所得を減らす方向に進むのですから、当然の結果です。
政府もそのことに気づいて「給与を上げよ」と経済界に「お願い」していましたが、「優れた経営者」を自称する方々はどこ吹く風と無視を決め込んでいましたね。
そして現在では「新人の半分が3年で離職する」みたいな事になっていて、自称と現実が違う事に人々が気づき始めていたりします。
さて、そんな風潮の中、「会社は社長と社員の物」という考えを持っているっぽい人を見つけました。
はじめての方への「「全社員の幸福」と「業績向上拡大」の為に」を見てみましょう。
「全社員の幸福」を掲げていて、株主の幸福は無視しています。
今の日本に必要なのは、こういった「全社員の幸福」を目指す考え方では無いでしょうか。
株主のように短期的業績にしか興味のない人よりも、長くその会社で働く人を大事にすべきでしょう。
株主より社員を大事にする会社が増える事を期待したいですね。